お披露目会 パート2

お披露目会の続き

あらかじめ、バッティングセンターに行く約束をしていた為か?Rさんの服装は身軽な感じだった。前回は白いワンピース姿が可愛かったが、今回は上が白い長シャツに下がジーンズ姿で靴はスニーカーを履いていた。白シャツの前部分はジーンズの中にイン、後ろ部分はジーンズの外に出している。

これがまた良く似合う!

もし「ヒルナンデス」の人気コーナーの「抜き打ちファッションチェック」にRさんが出演していたら、オネエのファッションアドバイザー植松晃士に「ちょいモテ~」って言われているに違いない。

そして私の服装はというと、薄いピンクの長シャツにジーンズを履き、靴はスニーカーであった。

「ペアルックぅ~」

打ち合わせなしに服装が合うとは運命なのか!?

もちろんこの「ペアルック」の話で盛り上がったのは言うまでもない。

そんなうれしいやら恥ずかしいやら緊張やらが入り交じって、私の胸の「ビート」が120以上を優に超えていたのではなかろうか?バッティングセンターに着いた頃にはヘロヘロになっていた。

そして「レディファースト」という名目でRさんが先にバッティングケージに入り、その間私はRさんのバッティングを見ながら落ち着きを取り戻そうとしていた。

「プレイボール!」

Rさんの打席に入る姿は威風堂々としていて、男性顔負けの構えであった。
そして、遂にRさんの打撃のお披露目となる第一球目、

「カキーン」

鋭い金属音が鳴り響き、ボールはきれいにセンター方向へライナーで飛んでいった。それはまさしく私が思い描いていた通りの「神スイング」だった。

その後もRさんは気持ち良さそうに快音を鳴り響かせた。空振りは1度したのみで、ヒット性の当たりがほとんどを占めた。

Rさんの打撃は決してパワフルではないのだが、バットにボールを当てる技術が優れている。その姿はまさに往年の落合博満を彷彿とさせる打撃で、バットにうまく乗せてボールを遠くに飛ばす能力に長けていた。

この光景を見せられて落ち着けるはずもなく、私の鼓動は今シーズンMAXの「ビート」を刻み続けた。

「ナイスバッティング」と声をかけ、Rさんと入れ替わりでバッティングケージに収まった。とうとう私のお披露目会が始まろうとしていた。

お披露目会パート3