タメ口の効果 パート2

タメ口の効果の続き

とはいえ、Sは異例で特殊な能力の持ち主だったと言うべきだろう。あの時々顔を出すSのタメ口は、Sが使うから成立するのであって、他の人が初対面でSと同じようにタメ口口調で話しかけてきたらどうだろうか?やはり気持ちの良いものではない。現に、Sも入社した当初はタメ口口調の影響で、先輩たちから総スカンを食らっていた。

それでもSの人柄や仕事力のおかげで、先輩たちとの壁が徐々に取り払われていった。しかし、それに要した時間は、かなりのものだった。

私から言わせてもらうと、やはり「人との距離のつめ方が早すぎる」この一点につきる。Sのタメ口口調はタイミングや時期が悪かったように思う。打ち解ける間柄になって初めて、タメ口の「より親しみを感じる」効果が発揮するというものだ。

ましてや、相手は婚活中で、自分との相性を見極めるためだけに会いに来ているとなると、それは正に短期勝負である。時には瞬きを忘れるほどガン見して徹底的に調べ上げられている最中に、タメ口で返答しようものならば、それだけで即アウトである。後程、挽回できるチャンスも時間も残っていない。婚活とはそういうものなのだ。

タメ口のタイミングや時期が非常に重要だと分かった上で、次はどのようにして敬語からタメ口に移行すればいいのかを確認していこうと思う。

一番手っ取り早い方法は、相手と話をしていて「少し打ち解けたな」と感じた時、相手にタメ口で会話したいことを伝えるだけなのだ。

例えば、
「Aさんともっと仲良くなりたいので、敬語使うのはやめません?」という具合に、直接尋ねる方法が相手にも分かり易く、伝わり易いのではないかと思う。

いやいや、「私はMJ(=嵐の松本潤)ようにスマートにタメ口に切り替えたい」と思っている方もいるだろう。そんな方はこちらの「相づちを崩して使用する」方法をオススメする。

例えば、

「そうなんですか」

「そうなんだ!」

「そこ行きましたよ」

「そこ行ったよ!」

のようにさりげなく相づちを崩して、女性の反応を見てみる。女性が明らかに顔色や反応が悪い方に変わってしまったら、まだ敬語を崩したりタメ口を使う関係性に達してないと判断できるので次回以降にしておいた方がいいだろう。しかし、反応が良かったり女性側も敬語を崩してきたりするとチャンスだ。少しづつタメ口を増やしていけば、自然にタメ口に移行できて、晴れてMJのようなスマートさを手に入れられるだろう。

今回、Sの話も織り交ぜながらタメ口のタイミングや時期、効果などを説明してきた。Sも2回に渡り、例としてブログに登場できて本望だったに違いない。因みに、Sは今も同じ会社で働いていて係長という立派な役職も手に入れた。そして風の便りに聞いた話によると、Sは後輩社員に対して礼儀と言葉遣いには人一倍うるさいとのことだった。