トラウマ

仕事の休みの日、よく行くパチンコ店を通り過ぎ、今日はドライブがてら行き当たりばったりで未開のパチンコ屋へ飛び込んでみようと車を走らせた。気分はもう大人のピクニックである。道中、お腹が空いたのでまずは腹ごしらえだと国道沿いにある食事処を探していた。

ふとラーメン屋の看板が目に入りそこに行ってみることにした。時刻は14時過ぎ、お客はまばらだった。注文を終えてトイレに向かった。すると足元が「ニュルっ」とした。豚骨だかラードだか分からない油がトイレの床中に散らばっていた。

この光景が以前私が経験した苦い思い出を蘇らせた。高校時代、私は顔中ニキビだらけだった。休み時間に友達とPK対決をしていて、負けるとほっぺたを思いっきりつねるというゲームをしていた。すると私が惜しくも負けてしまい罰ゲームが行われた。

友達が意気揚々と私のほっぺたをつねった時事件が起きた。

ニュル ニュる にゅるぅ~・・・。

一瞬の沈黙の後、友達が言った。

「お前のほっぺた油ギッシュで手がすべってつねられへんねん(笑)」

その事件以来、私は石油王と呼ばれることになった。

そんなことを思い出しながら、「トイレがニュルってなる飲食店で美味しい店にあたったことがないからなぁ」と考えていると注文した味噌ラーメンがやって来た。

恐る恐る食べてみると私の想像を見事に裏切ってくれる程美味しかった。チャーシューは「とろっとろ」で、スープも臭みがない豚骨ベースで味噌との相性も良くグイグイ飲めるし、麺も中太麺で私好みであった。

すごく美味しいラーメン屋にもめぐり会えて幸先良いスタートがきれた。心もお腹も満たされたところで、いよいよパチンコ屋を探す旅が始まった。

下には下がいる!?に続く