初めてのアポ パート2

初めてのアポの続き

Kさんとのアポがとれたことは喜ばしいことだが、これからが大事。何にせよメッセージ交換だけの間柄なので性格やら相性など何も分かっていない。アポまでの一週間、できるだけのことはやろうと先ずは食べログで雰囲気の良いダイニングなどを調べつくした。

どこで食事をするのかという問題は意外と難しい。ぶっちゃけて言うと、費用対効果の問題だ。背伸びしてドレスコードのあるお店を予約しても、全く相性が合わず、ただただお金の無駄遣いで終わってしまうと後悔の念に駆られてしまう。

そうは言っても鳥貴族でお安く済ませようとしても、Kさんが関ジャニ∞のファンでない限りケチというレッテルを貼られてしまってジ・エンドだろう。因みに、鳥貴族は関ジャニ∞の大倉忠義君の父親が社長を務めている。

色々考えた結果、景色がよく照明が少し暗めでムードがあり、料理も美味しいと評判のダイニングに決めた。値段設定も一人5〜6千円に抑えた。個室はあえて避けた。会話が盛り上がらなかった場合のあの静けさに耐えられないと判断したためだ。

食事の場所も確保できた。あと何ができる?と考えていたところ肝心なことを忘れていた。最近すっかりご無沙汰ぎみのエクササイズやジョギングを怠っていたため、体重がハンパなく増えてしまったのだ。顔はすでにアドバルーンになっている。アポまでには最低2キロは落としたい。その日から目標達成のために自分を追い込んだ。

アポまで4日前、今日は気合を入れて10kmのジョギングに挑戦だと顔を洗い、タオルで顔を拭こうと右に体をひねった時、奴がやって来た。

ぎっくり腰に襲われたのだ!

ここ1年は定期的にぎっくり腰になってしまう。しかしよりによってこんな時に・・・。

案の定、身体は自由が利くはずもなく、その日からサロンシップのニオイを漂わせながらだましだましアポの日を迎えた。

ぎっくり腰もさほど重度ではなかったので、アポ当日には痛みが少しある程度で普通に歩行できた。気になる体重はというと、ぎっくり腰以来運動が出来なかったため300gしか減っておらず、ガストでステーキを頂くと元に戻ってしまう程度に収まった。

服装はスーツでビシッと決めようかとも思ったが、自分らしさをさらけ出そうと外出する際に身に着けるカジュアルな服装を選んだ。準備はすべて整った。Kさんと上手くいくことを祈りつつ電車に飛び乗った。

初めてのアポパート3へ続く