撤去前に

先日、仕事が休みの日に朝からパチンコを打とうと思って、最近お気に入りのパチンコ店に向かった。ここの店舗の良いところは、駐車場が広くて止めやすいし、設置台数も多い。併設されているお食事処もリーズナブルで美味しい。

そこへ持ってきて休憩スペースが、カーリング場2面ほどできるくらい広くスペースがとられている。そこには多数のイスやパソコンが設置されており、もぐもぐタイムも気兼ねなくできる。

特筆すべきはマンガや雑誌の数だろう。そんじょそこらのネカフェよりも充実している。後はシャワーがあれば完璧なパチンコが打てるネカフェである。

私がその休憩スペースを利用する時は、大抵負け額が膨らんできて取り返しのつかない状態に陥り、尚且つ時間があり余ってしょうがない時である。最近は、この休憩スペースを利用する頻度が増えている。

ということは、「負けてる方が多いんじゃね?ダメダメな店じゃねえか!」と心の中では理解している。しかし負けを望んでいる私がここにいる。

決して私はMではない。むしろ夜はSよりだ。そんなこたぁーどうだっていい。マンガが読みたいだけなのだ。普段はそんなにマンガを読む方ではないが、昔ハマっていた『ツルモク独身寮』を見つけてしまったのだ。

懐かしいなと手に取り読み進んでいくと、あれよあれよという間にツルモク独身寮の面白さと懐かしさに魅了されてしまった。多い時で1時間以上読書に費やしてることもある。

パチンコで負けた後の虚脱感を優しく向かい入れてくれるような存在、それが彼女ではなく友達でもなくツルモク独身寮なのだ。いや、ちがう。正式には登場人物の一人である田畑という男である。ご存知ない人に言っておくと、主人公である宮川正太の先輩でまったくモテないスケベな男なのだ。そんな冴えない男が色々やらかしてしまう姿が私とリンクして応援せずにはいられない。がんばれ 田畑!そして私。

しかしマンガはあくまでも負けた場合の保険でしかない。今朝は何だか勝てる気がする。散歩がてらにジュースを買おうと家から最寄りの販売機に向かっている途中にしっかりうん◯も踏んできた。準備はOK。いつもと違うことをすれば勝てるんじゃないかとふとそう感じた。

最近はパチンコで負けていたのでたまにはスロットでもしてみるかとパチスロのシマを見回っていた。するとミリオンゴッドのシマが目に入った。ミリオンゴッドに対して特に思い入れはないのだが、ユーチューブを観ていると名だたるパチスロライター達がこぞってミリオンゴッドを打っている。その姿を観て久しぶりにやってみたいとは思っていた。じきに撤去される台でもあるし最後にやってみるかと決心した。

右のシマには凱旋、左のシマにはハーデスが設置してあった。一番端っこの台が空いていた凱旋に座ることにした。

撤去前にパート2へ続く