浮気癖

あ つ い ~

何時までこのあつさは続くのだろうか?日本列島の暑さもさることながら、私が言いたいのは、連日のパチンコ実戦の熱さのことなのだ。猛暑が連日続いている中、私の実戦も熱を帯びている。

ふと振り返ってみると、大学生時代にも同じような連戦連勝の期間が訪れたことがあり、金脈を掘り当てたかのような文字通り出玉のゴールデンウイーク(黄金週間)を経験したことがある。いや、出玉のゴールデンマンス(黄金月間)と言うべきだろう。

その月は負け知らずで、授業なんか受けている場合ではなかった。禁断症状で手が震える程パチンコを欲していた。朝、校門前で友人達と顔を合わせるや否や、あの名曲の大合唱が始まった。

「ジャンジャンバリバリ ジャンジャンバリバリ パチンコマーン♪
ジャンジャンバリバリ ジャンジャンバリバリ パチンコウーマン♪」

当時、パチンコファンが愛して止まなかったブギー・マンの「パチンコマン」が私たちのオフィシャルソングだった。

「パチンコマン」の大合唱を合図に、大学の門を後にして一目散にパチンコ店に向かい、夕方まで打ち続けた。そして勝ち額を皆で分配して美味しいものを食べに行く日々を過ごしていた。

クソみたいな学生生活を過ごしていた私たちだが、今は酒を酌み交わしながら良い思い出として語り合ったりしている。

そんな学生時代のゴールデンマンスが時を超え、今再び降臨している。台に座ると、500~2000円以内に当たってしまうのだ。

「甘デジ中心で立ち回っているから簡単に当たるんでしょ?」とまっとうな異議を唱えても、私の辞書にはmax確率99分の1の情報しか載っていないのだから仕方がない。勝てば官軍である。

今回も甘デジガメラで勝負が始まった。すると私の適当で大雑把な統計通りに、きっちり2000円で超爆ラッシュに突入した。

「さぁー 今回は何連チャンしてくれるんだい オイッ!」と余裕をぶっこいでいると4R 4R 4Rの3連チャン。

「えっ」。

これじゃ換金してもヤクルト+駄菓子2~3個しかなりゃしない。「当然続行じゃー」と相成ったが、そこはゴールデンマンス期間真っ只中のうすしおである。ショボい出玉でも何とかできる適応力が身についていた。

すると思惑通りに事が運び、そのショボい出玉で次の当たりがやって来た。調子の良い時は、より良い方向へ向かっていくのが自然の摂理であって、またも超爆ラッシュに突入した。

「今度こそ爆連してくれるのかい? オイッ!」

と調子に乗ってると、4R 16R 4R・・・3連チャンで終了。

「うそっ だめだこりゃ」

このまま続行するか迷ったが、嫌な胸騒ぎを感じたのでガメラはこれにて終了と相成った。

台移動した際は、勝率が格段に下がるのが今までのうすしおだったが、何せ今は絶賛ゴールデンマンス中、この期間は台をとっかえひっかえ浮気しても、座る台座る台大当たりを引くものだから、すっかり浮気癖がついてしまった。

「さぁ、今宵の浮気相手はどの台にしようかな?」とよだれを垂らしながら店を徘徊していた。

浮気癖パート2へ続く