趣味が合う女性

「婚活で 会う前一番 ドキドキだ」字余り。

今まで生きてきた中で、初めて川柳のようなまねごとを試みたのだが、そんな事をしてしまうくらい浮かれ気分なのである。

それもそのはず、久しぶりにアポ取りに成功したのである。実は、仕事が忙しいのと休みの日は全力でパチンコ店に向かっていたため、婚活をおろそかにしていたというのが本音である。呑気にパチンコやっている場合ではないのは重々承知しているが、私の心が婚活を拒絶していることに気づいて小休止していた。

そして最近、また婚活に向き合える気持ちが盛り上がってきたところにチャンスが巡ってきた。
2週間前からメッセージ交換が始まって、共通の趣味が多いことから意気投合した。趣味が合えばこんなにもスムーズに事が運ぶのかとつくづく再認識できた。

今回会う予定の女性は、年齢35歳、不動産業の事務職で、プロフィール写真から判断すると私のゾーン範囲内の可愛らしいタイプのRさんである。

趣味は音楽を聴くことで洋楽好きだという点や、カラオケで歌うのも大好きであるところも私と共通している部分で、メッセージ交換するのが楽しかった。

そしてRさんに対して一番心打たれた趣味がスポーツ観戦で、野球やサッカーは当然のこと、テニス・ラグビー・卓球・相撲まで幅広くスタンド観戦やテレビ観戦をしているらしいのだ。

そればかりではなく、ストレス解消のため、一人でバッティングセンターに出向き、全球フルスイングでかっ飛ばしているそうなのだ。

「おっ おっ 男前過ぎるぅ~!」

私も同じくストレス解消のため、バッティングセンターに出向くのだが、今まで女性が一人でバッティングセンターにやって来て、バッティングしている姿を見たことがない。大概、彼氏や旦那、あるいは友人や家族と一緒に来て、「せっかく来たからやってみようかな」程度でやっているので、バッティングもさほど大したことがないのだが、Rさんはどうやら違うみたいだ。

Rさんは一旦バッティングセンターに足を運べば、最低3ゲーム以上は打ち込んでいて、時速100kmのスピードボールをこよなく愛し、生涯本塁打は覚えているだけで12本は打っている強者である。

この話を聞いてから、私にとってRさんはもはや「神スイングの稲村亜美」にしか見えないのだ。

そんなRさんは如何にして神スイングを手に入れたかというと、学生時代にソフトボール部に所属していて、引退した後も頻繁にバッティングセンターに通っているらしいのだ。

いち早く神スイングを拝見したいものだが、初アポでバッティングセンターに行くのは味気がない。2回目以降に期待して、先ずは食事しながら仲を深めたいと思った。

趣味が合う女性パート2へ続く