趣味が合う女性 パート4

趣味が合う女性パート3の続き

するとRさんは「ハイッ 行きましょう!」と笑顔で応えてくれた。

その反応に顔は冷静に保っていたが、心の中では「いいね」ステップを踏んでいた。

「U・S・A-♪ U・S・A-♪カーモン ベイビー アメリカ」

談笑しながら歩いていると、しばらくして目的地のスタバに到着した。Rさんはアイスコーヒーを私は抹茶クリームフラペチーノをそれぞれオーダーした。一見するとオーダーが反対のような気がしないでもないが、私はコーヒーが苦手なのである。

どうもコーヒーの苦みが性に合わないのだ。抹茶の苦みやゴーヤの苦みはむしろ好きなのだが、コーヒーの苦みだけは勘弁してもらいたい。唯一コーヒーで美味しいなと感じるのは、丸い筒状の容器でお馴染みのグリコ カフェオーレだけである。学生時代は、ちょうど今頃の季節にアホほど飲んでいた記憶がよみがえってくる。

そんな思い出はどうだっていいのだが、Rさんとの会話は非常に楽しい。相撲について色々教えてくれて、特に大ファンである宇良関については熱さが半端なかった。Rさん曰く、宇良関は現在、右膝じん帯断裂の修復手術を受けて休場中であるらしい。休場前は173cmと小柄ながらパワーがあり、レスリング経験者で身体も柔らかいため、珍しい技を次々と繰り出すという。

2年間で22種類の技を繰り出したそうだ。「技のデパート」と呼ばれていた舞の海でさえ9年間で33種類の技しか使っていないため、宇良はいずれ舞の海の技の数を更新するのではないかと期待されているらしい。(数字は覚えていなかったため、ググって補足した)

そんな話を聞かされては私も宇良関を応援したくなり、早く復帰して「新・技のデパート」が暴れている姿を見たいものだと願わずにはいられない。

いやーそれにしてもRさんの相撲愛が溢れだしていて、聞いているこちらも楽しくなり、これはもはや「日本相撲協会外部委員」に推薦すべきではないかとさえ思えてきた。

相撲以外の話題も盛り上がって楽しかったのだが、あることに気づいた。いやっ 気づかない者がいるのだろうか?というレベルの問題であった。

Rさんは笑いのツボが低い、いわゆる「ゲラ」であるというのはラーメン屋で列に並んでしゃべっている時に薄々感じていた。だが、それが問題ではない。

その問題というのは「笑い方」なのだ。率直に言うと、「下品」なのである。

Rさんの笑い方を例えると、関西のお笑いの女帝「上沼恵美子」そのものである。大口を開けて、腹式呼吸をしているのか?よく通る声でソウルフルに

「ぐあっ はっ はっ はっー」

もちろん、スタバ中に響き渡るその笑い声の注目度は抜群だった。そこに女性らしさを見出すのであれば、大口を開いたその前に手を添えてお口の中を見せなかったことだろう。

こんな姿を見せられたら「恋も一瞬で冷める」とはならなかった私がそこにいた。Rさんと過ごした短い時間を思い返しても「楽しさ」が上回っている。Rさんの笑い方は彼女の個性であり、大した問題ではないと思えてしまった。

「今日はすごく楽しかったです!」とその場で伝えると、Rさんも同じ感想を抱いていたので、次回のアポをとって終了となった。

お互い会える日の折り合いがつかず少し日にちが空いてしまうが、次回も楽しく過ごせることを期待して楽しみに待とうと思う。