Rさんとの今後

「来る♪ きっと来る~♫」

Rさんに会える日を、来る日も来る日も指折り数えて待っている状態である。目の前にエサがあるのに、飼い主に「待て」と言われているワンちゃんの気持ちがよく分かる日々を送っていた。

1回目のアポがお互い好印象だったため、その後のLINEのやりとりも盛り上がり楽しいものとなっている。

前回、Rさんと一緒に行ったラーメン屋もすごく気に入ってくれたみたいで、会社の同僚のラーメン好きに話したところ、「ぜひ行ってみたい!」とのことで、近々同僚と共に食べに行く予定らしいのだ。

何と言うか、「美味しかった!」を表す表現は色々あるとは思うが、「同僚を引き連れてもう一度私が紹介したラーメン屋に行く」という表現方法は、「美味しかった!」を表す表現の中で最上級の表現に値するものと思っている。

もしRさんが「薄毛フェチです」と告白してくれたならば、今なら喜んで目の前で「髪の毛をむしり取る」そんな気分である。どのみち放っておいても「薄毛」は進行していっているわけだが。

それはさておき、前回のアポで叶わなかった「Rさんと一緒にバッティングセンターに行く」という目的を達成したくて堪らなかったので、今回はLINEで早めにバッティングセンターに行きたい旨を伝えた。すると返事は「O.K」だった。

その返事をもらってからは、目の色を変えてバッティングセンターに通っている。何故ならば私が誘っておきながらショボいバッティングはできないからだ。

初めのうちは、ブランクもあり空振りも目立ち、ボールに当たってもゴロばかりでライナー性の良い当たりが出ない状態だった。

「やっべぇー このままじゃ痴態を晒すことになる。Rさんに愛想を尽かされたら元も子もない。」

そんな想いが私を本気にさせた。トータル5ゲーム、球数でいうとちょうど100球を打ちまくった。後半は手のひらに血豆もでき、握力もなくなり腕も力が入らないほどへろへろになったが、努力の甲斐あってライナー性の良い当たりが出始めた。

それ以来、2日に1回の割合でバッティングセンターに通いだした。最近は、「よりパワフルな打球を打てるようにするには?」と考えるようになり、そこで導き出したのが「下半身の粘りが必要だ!」と通ぶった解釈に落ち着き、ジョギングのついでに坂道ダッシュを取り入れた。

その光景は他人から見れば、草野球チームか何かのスポーツチームに所属していて、絶賛リハビリ中のオヤジが苦悶で顔が歪んでいる姿にしか見えないかもしれない。

しかし私の中では、今秋のドラフト会議に引っ掛かるくらいの意気込みで挑んでいる

Rさんに会うまでの日にちは限られている。運命の日までひたすらバットを振り込むだけである。